当社では一時期薬局をオープンしようと考えた事があり、そのときに事業計画書を作成しました。

そのときにまとめた事業計画書、薬局収支の試算表のエクセルデータを公開します。

薬局の事業計画書の書き方の参考になりましたら幸いです。

実際のデータは県が公表している薬局情報検索と医療機関情報検索システムより入手しています。

※今回このホームページに公開したデータは実際のデータと異なります。参考程度に御覧下さい!

薬局経営の事業収支計算ソフトの無料ダウンロードはこちら
薬局に来客した患者数の3Dマップ【大阪、兵庫、京都、岡山】はこちら

 

事業計画書

・業種:薬局経営

・開業予定時期:2019年秋

・事業動機:会社役員のうち3人が薬剤師免許保持者でそのうち1人が地方から帰ってくることになったため薬剤師免許を生かすため薬局経営を行いたいと考えた。

・過去の薬局事業経験なし

・過去の薬剤師業務経験あり(当社の薬剤師3人のうち2人は管理薬剤師を経験)

・業務内容:院外処方せんによる保険診療

 

薬局開局計画立地

場所:某商店街

 

開局予定地の実際の画像

2018/10の様子

 

現在(2019/06)

 

周辺の薬局情報

周辺には半径100m圏内に5店舗の薬局がある

この内 K薬局に関しては完全隣になる

ただ、S薬局、C薬局を除いて処方枚数はすべて3万付近と非常に高水準を維持している

薬局名 住所 薬剤師数 患者数 薬剤師一人あたりの患者数
M 薬局 ABC6丁目 3 33184 11061.33333
T 薬局 ABC2丁目 2.5 17743 7097.2
S 薬局 ABC6丁目 2.9 11500 3965.517241
Y調剤 薬局 ABC7丁目 5 38720 7744
K 薬局 ABC6丁目 6.4 30704 4797.5
X 薬局 ABC6丁目 2 10000 5000
Q 薬局 ABC6丁目 3 28000 9333.333333
U 薬局 ABC5丁目 5.2 35000 6730.769231

厚生局より

 

薬局の処方枚数とその場所

薬局名 患者数
M 薬局 33184
T 薬局 17743
S 薬局 11500
Y調剤 薬局 38720
K 薬局 30704
X 薬局 10000
Q 薬局 28000
U 薬局 35000

 

近隣薬局C薬局の患者数が1万の考察

  • C薬局は建物内部の入り組んだ所にあり、患者さんが入りづらい
  • 看板が以下の画像のみで少なく、薬局であることが周知されていない可能性が高い(調査時に実際に分からなかった)
  • 実質的にZクリニックの門前に近い状況になっていると思われる

 

商店街からみて告知されている看板がこれのみ

 

近隣薬局S薬局の患者数が1万の考察

  • 建物が古く暗く全体的に入りづらい雰囲気
  • ほぼ隣にきれいなM薬局が開局している
  • 患者さんはきれいな薬局に流れる傾向がある
  • G病院から見るとM薬局のほうが有利
  • 明確な門前がない

 

K薬局の真隣での開局に対する勝算

  • K薬局と比較して大きな入り口を確保できる

→患者さんが薬局内に入りやすい

  • 近隣の門前でかつ外来患者が多いC会から見て一番近くなおかつ目立つ場所に立地している
  • K薬局は日曜日は閉局していており、近隣の日曜日に営業しているクリニック(C会など)の処方箋をすべて受けることが出来る
  • 近隣薬局の実績があり数字が読みやすく、ほぼすべて高水準の処方枚数を維持している
  • 面で受けれるため医師とのトラブルなどのリスクを分散できる
  • 面分業は今後国が進める形体であるので点数を下げられ辛い

周辺画像

C会出口から見た画像

 

T薬局は見えづらい

 

入り口が大きく出来て入りやすく作れる

 

完成イメージ

 

薬局の動態調査

  • 市内の薬局に対して患者数のヒートマップを作成した。
  • このことから商店街には薬局数も多いが全体的にまんべんなく患者さんが来ているものと思われる

 

今後の伸びしろ

  • ABCは今後人口増加が見込める
  • ABはすべての世代において人口が増加している
  • 全国的と比較して県内は人口が増加傾向である
  • またABだけでタワーマンション計画がすでに3件も進んでおり、AB全体的に活気がある

 

周辺の施設情報

①F整形外科

診療時間

月~金曜日 午前9:30~12:30 午後15:00~18:00

土曜日 午前9:30~12:30 日曜日 午後12:30~15:30

②Kクリニック(皮膚科)

診療時間

月・水・金・土曜日 午前9:30~18:00

③F眼科

診療時間

月・水~金曜日 午前9:30~12:30 午後15:00~18:00

土曜日 午前9:30~12:30 日曜日 午後12:30~15:30

④W内科・循環器科

診療時間

月・水~金曜日 午前9:30~12:30 午後16:30~19:00

土曜日 午前9:30~12:30

⑤Sクリニック(耳鼻咽喉科)

診療時間

月~金曜日 午前9:30~12:30 午後16:30~19:30

土曜日 午前9:30~12:30 午後14:00~17:00 ※水曜日午後手術

 

医療法人C会 F整形外科

  • 整形外科
  • 院内処方 有り
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:140
  • 近くの門前:K薬局から我が社

 

医療法人C会 Kクリニック

  • 皮膚科、内科
  • 院内処方 無し
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:15
  • 近くの門前:K薬局から我が社

 

医療法人C会 F眼科

  • 眼科
  • 院内処方 有り
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:130
  • 近くの門前:K薬局から我が社

W内科・循環器科

  • 内科・循環器科
  • 院内処方 無し
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:不明(看護師1名 医師1名)
  • 近くの門前:V薬局

 

耳鼻咽喉科 Sクリニック

  • 耳鼻いんこう科
  • 院内処方 無し
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:不明(医師1名のみ)
  • 近くの門前:K薬局

 

Qクリニック

  • 精神科、心療内科
  • 院内処方 無し
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:60
  • 近くの門前:なし

 

Z・クリニック

  • 精神科、心療内科
  • 院内処方 無し
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:40
  • 近くの門前:C薬局

 

Hクリニック

  • 内科、消化器科
  • 院内処方 無し
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:不明(医師2名、看護師4名)
  • 近くの門前:なし

 

X産婦人科クリニック

  • 産婦人科
  • 院内処方 有り
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:39
  • 近くの門前:なし

 

I診療所

  • 内科、外科、皮膚科
  • 院内処方 有り
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:60
  • 近くの門前:なし

 

Nクリニック

  • 小児科、アレルギー科
  • 院内処方 有り
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:不明(医師1人)
  • 近くの門前:T薬局

 

Kクリニック

  • 形成外科、皮膚科
  • 院内処方 なし
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:不明(医師1人)
  • 近くの門前:なし

 

G病院

  • 整形外科 内科 消化器内科 消化器外科 脳神経外科 眼科 リウマチ科 リハビリテーション科 耳鼻咽喉科 皮膚科 泌尿器科 救急科 放射線科 歯科 歯科口腔外科 放射線治療科 麻酔科 精神科 心療内科 小児科 外科
  • 院内処方 なし
  • 院外処方 有り
  • 1日平均外来患者:521
  • 近くの門前:T薬局、D薬局 、V薬局

 

近隣病院総括

  • M薬局はG病院からの処方が流れてきている可能性がある
  • S薬局は門前は特にないが既に1万人の患者さんが来ている
  • Hクリニックは門前がなく、患者数は多いと予想されるので一定数は患者さんが流れてくると思われる
  • F整形外科が院内処方を辞めた場合さらに患者数増加が見込める(日曜日に営業していないC会は院外のみであり、当局が日曜日を開局することで交渉可能?)
  • 商店街の真ん中に位置しており、G病院からも一定数流れる可能性高い
  • K薬局の門前である「Sクリニック」はそこまで患者数が多いようには見られず、色々な方面から患者さんが流れてきていると思われる
  • G病院に関して建て替え工事を行っており、将来的に更に患者さんが増える可能性がある

それぞれの薬局の処方枚数の多さ、均一さから推測するに地域的に様々な場所からの処方が入り乱れてる可能性が高い

またF整形外科、F眼科の院外への交渉成功で更に患者数を伸ばせる可能性がある

 

K薬局の真隣での開局に対する問題点

  • F整形外科とF眼科は院内処方をやっておりどれほどの割合で処方箋を出しているか不明

→院外にしてもらうよう打診する。厳しい?すでに分散されており影響は少ない?もし院外のみになった場合は患者数のさらなる増加が見込める?

  • K薬局と険悪な関係になる可能性が大

→いずれ解決する?

  • 最初は卸との取引で嫌がらせを受けることがある?

→これはウワサがあるだけで事実は確認できない

  • 限られたパイの奪い合いになり共倒れになるリスクが有る

→近隣に皮膚科が新規開業、近隣大病院のG病院の改築が控えており患者数が増えて行くと思われるから大丈夫?

  • 薬剤師の質で患者さんが選べ、経験の面では不利になる可能性がある

→こちらの問題であり経験を付けること、勉強をすることなどで解決する

 

開局をすること自体に対する問題点目次

  • 薬剤師の確保
  • 3人が経営に関与する事に対する金銭上のトラブルが起こるリスク
  • 多人数が働く必要性が高く、人間関係のトラブルが起こりやすい
  • 一度始めたら簡単には辞めれない
  • 門前のドクターに嫌われたら急に経営が傾くことになりかねない
  • 災害などで人口動態の流れがかわる可能性
  • 建物の老朽化がすでに進んでおり、工事費が予定より高額になる可能性
  • 賃貸のため将来的に出ていかないといけないことがある
  • 個人薬局のため知名度はない

 

開局をすること自体に対する問題点

  • 薬剤師の確保

→当地域は薬科大学が多く、全国的に見ても比較的集めやすい、また役員3人とも薬剤師免許を所有しており最悪の場合働けるので薬剤師不足になる可能性は低い

  • 3人が経営に関与する事に対する金銭上のトラブルが起こるリスク

→経営開始時に必ず金銭上の取り決めのルールを文章として残し、そのルールに基づき配分をする。これは必ず3人が客観的にみて公平であり平等である必要がある。

ただ実際の運用後は完全に平等は不可能であると思われるので、ルールは1年ごとに改定するなどの取り決めも必ずしておく。 金銭上のやり取りが発生する場合は3人で必ず話し合いそれに同意することが必須

この取組は今の所、なんとかなっていると思われるので今後も問題なく運用できるよう努力する

  • 多人数が働く必要性が高く、人間関係のトラブルが起こりやすい

→人間関係に配慮したシフトや、機械の導入、IT化などで人間がやる作業を減らして働きやすい職場づくりを心がける

  • 一度始めたら簡単には辞めれない

→2年間続けて回収が見込まれなかったら損切りして痛みを抑えるなど、事前準備をしっかりする

  • 門前のドクターに嫌われたら急に経営が傾くことになりかねない

→門前は複数あり、また面で受けるためこのリスクはほとんどないと思われる

  • 災害などで人口動態の流れがかわる可能性

→災害が起こった場合も都心は復興が早いと思われるのでリスクとしては低いと思われる

  • 建物の老朽化がすでに進んでおり、工事費が予定より高額になる可能性

→将来回収出来るかどうかをきちんと吟味して確認する

  • 賃貸のため将来的に出ていかないといけないことがある

→賃貸のテナント契約内容を確認する

  • 個人薬局のため知名度はない

→薬局業界は特殊で知名度によるブランド力はあまり見られない傾向が強い。立地が大事

やってみないとわからないことも多いのでしっかり準備する

 

初期に必要な金額の試算

薬局の開局に必要な経費の中で薬剤費が一番を占める

また1年間は利益が出なくても営業が続けられるよう資金繰りの管理には気をつける必要がある

金額
パソコン+その他周辺機器(レセプトとは別の調べ物) ¥150,000 本体、ディスプレイ等
調剤棚(カセッターで代用 5台程度) ¥100,000 アスクルで1棚2万ほどで買える
カウンター・棚 ¥150,000 オフィスバスターズ
分包機 ¥500,000 ヤフオクか中古
レセコン初期費用 ¥1,200,000 ファーミー
調剤周辺用品(専用ハサミ、乳棒、乳鉢など) ¥80,000
事務周辺用品(ペン、ボールペン、かごなど) ¥60,000
複合FAX(brother A4モノクロレーザープリンター) ¥40,000 アマゾン
プリンター ¥20,000 アマゾン
錠剤粉砕機 ¥10,000 ホームセンター
待合室用のテレビ ¥30,000 アマゾン
待合室用のソファー ¥20,000 イケアで
待合室用の棚、ウォーターサーバー、本など ¥20,000
書籍(今日の治療薬、指針など) ¥50,000
電子はかり ¥50,000 A&D アマゾン
冷蔵庫 ¥30,000 ヨドバシ
工事費(55ヘーベー) ¥2,000,000 知人薬局の工事費が60ヘーベーで居抜きで200万より
敷金 ¥1,800,000 家賃の3ヶ月
※礼金 ¥1,800,000 家賃の3ヶ月
※薬剤費 ¥8,000,000 試算表1年目一日20枚処方時(薬剤費約4000万)の在庫回転率を5と計算した場合
(面分業の薬局は5~6程度になる)
合計 ¥16,110,000
※の費用は一部帰ってくる

 

収支予想モデル1年目

  • 近隣のほぼ隣での開局のデータから何割の患者さんが新店舗に移動したかで算出
  • 技術料≠薬剤師の作業の多さではあるが、薬剤師の数が多い薬局は1枚あたりの技術料を高く取っている傾向がある
  • K薬局は1人あたりに処理する処方箋が他の薬局より少ないため一般的な薬局より技術料が高いものと思われる
  • よってK薬局は皮膚科、内科などの比率が高め、眼科、整形などの比率は低めと予想する
  • また皮膚科に対しては当局が門前に変わるので補完率は高いものと推測できる
  • ここでは高技術料処方箋、低技術料処方箋と区別し収支モデルを作成し、以上の理由から高技術料処方箋を優遇して計算する

診療科別、技術料モデル1年目

高技術料処方箋:218.1点

内科

合計 217.8 メインで使われている錠剤使用の合計が平均して1人50個程度
調剤基本料1 41
後発医薬品調剤体制加算1 18
調剤料 100 平均して内服薬2週間程度を1.5調剤程度と試算
薬剤服用歴管理指導料(1が多いと考えられる) 43.4 5人に1人薬剤服用歴管理指導料2として 1:41点 2:53点
一包化加算 6.4 10人に1人として 2週間分1回受付 64点
嚥下困難者用製剤加算 8 10人に1人として 80点
特定薬剤管理指導加算 1 10人に1人として 10点

皮膚科

合計 218.4
調剤基本料1 41
後発医薬品調剤体制加算1 18
調剤料 100 平均して内服薬2週間程度を1.5調剤程度と試算
薬剤服用歴管理指導料(1が多いと考えられる) 43.4 5人に1人薬剤服用歴管理指導料2として 1:41点 2:53点
計量混合加算 16 5人に1人として 80点

 

 

低技術料処方箋:132.4点

眼科

合計 122.4  
調剤基本料1 41
後発医薬品調剤体制加算1 18
調剤料 20 点眼剤数個と試算
薬剤服用歴管理指導料(1が多いと考えられる) 43.4 5人に1人薬剤服用歴管理指導料2として 1:41点 2:53点

整形

合計 142.4 メインで使われている中でシップは1人10枚程度
調剤基本料1 41
後発医薬品調剤体制加算1 18
調剤料 40 平均して1週間分程度の外用と数個の痛み止めが処方と試算
薬剤服用歴管理指導料(1が多いと考えられる) 43.4 5人に1人薬剤服用歴管理指導料2として 1:41点 2:53点

診療科別、技術料モデル2年目以降

高技術料処方箋:253.1点

内科

合計 252.8 メインで使われている錠剤使用の合計が平均して1人50個程度
調剤基本料1 41
後発医薬品調剤体制加算1 18
調剤料 100 平均して内服薬2週間程度を1.5調剤程度と試算
薬剤服用歴管理指導料(1が多いと考えられる) 43.4 5人に1人薬剤服用歴管理指導料2として 1:41点 2:53点
一包化加算 6.4 10人に1人として 2週間分1回受付 64点
嚥下困難者用製剤加算 8 10人に1人として 80点
特定薬剤管理指導加算 1 10人に1人として 10点
地域体制加算 35

皮膚科

合計 253.4  
調剤基本料1 41
後発医薬品調剤体制加算1 18
調剤料 100 平均して内服薬2週間程度を1.5調剤程度と試算
薬剤服用歴管理指導料(1が多いと考えられる) 43.4 5人に1人薬剤服用歴管理指導料2として 1:41点 2:53点
計量混合加算 16 5人に1人として 80点
地域体制加算 35

 

 

低技術料処方箋:167.4点

眼科

合計 157.4  
調剤基本料1 41
後発医薬品調剤体制加算1 18
調剤料 20 点眼剤数個と試算
薬剤服用歴管理指導料(1が多いと考えられる) 43.4 5人に1人薬剤服用歴管理指導料2として 1:41点 2:53点
地域体制加算 35

整形

合計 177.4 メインで使われている中でシップは1人10枚程度
調剤基本料1 41
後発医薬品調剤体制加算1 18
調剤料 40 平均して1週間分程度の外用と数個の痛み止めが処方と試算
薬剤服用歴管理指導料(1が多いと考えられる) 43.4 5人に1人薬剤服用歴管理指導料2として 1:41点 2:53点
地域体制加算 35

 

近隣の新規開局モデル例

  • M薬局 平30. 9.

敵対店舗:W薬局 8500人

9/1-12/31の4ヶ月の間に来た患者数1796人

 

  • P薬局 平30. 7. 1

敵対店舗:Q薬局17000人

7/1-12/31の6ヶ月の間に来た患者数1000人

 

M薬局 平30.9オープン

  • F市民病院の出口から眼の前の良い場所に新店舗をオープン
  • 4ヶ月の間にW薬局の1796人の患者がM薬局にながれたと思われる

(W薬局8500人 M薬局1796人)

  • これは年間換算にすると5388人の患者になる。これは全体の約半分が流れる計算になる
  • 今後もM薬局に流れる可能性が高い

 

P薬局 平30. 7オープン

  • 両店舗とも、Oクリニックの門前になる
  • 両店舗場所が少しだけ離れている。P薬局の新しい店舗は信号を渡らないと行けない。
  • Q薬局は他から処方箋を受理できる病院はない
  • またP薬局も近隣でOクリニック以外に受理できる病院はほとんどない
  • 6ヶ月の間にQ薬局の1000人の患者がP薬局にながれたと思われる

(W薬局17000人 M薬局1000人)

  • これは年間換算にすると2000人の患者になる。これは全体の12%ほどが流れる計算になる
  • 苦戦しているがこれは、信号があることによる心理的影響が考えられる

 

何%ほどの患者数が流れるか

  • その他であっても場所が少しでも悪いと苦戦する傾向が顕著に現れている
  • しかし場所の条件が良いと早期の段階で患者さんが流れることがわかった
  • また地域性としてこの地域の人はせっかちで空いているところに流れる傾向がある?
  • 結果的にほとんどの隣立地関係だと5:5~3:7程度の割合で落ち着く
完全に隣同士の例:

S薬局21793人 J薬局29000人(ほんの少し門前のY病院に近い)

V薬局19389人 W薬局25000人

よって今回の場合1年目は20%の患者さんが当局に流れ、2年目以降40%の患者さんが当局に流れると仮定して計算する。

 

支出について

以下のようにした

固定費 月額 年額
テナント代 ¥600,000 ¥7,200,000
レセコン代 ¥17,280 ¥207,360 ファーミー最小構成
警備費 ¥8,381 ¥100,570 アルソックゼロスタートプラン
水道代 ¥3,000 ¥36,000
電気代 ¥8,000 ¥96,000
通信費 ¥8,424 ¥101,088 eoオフィス光ネット
薬剤師人件費 ¥613,333 ¥7,359,996 月40万+ボーナス4か月+約15%社会保険料 ※管理薬剤師の平均年収は600万円(大手含む)
事務人件費 ¥276,000 ¥3,312,000 月18万+ボーナス4か月+約15%社会保険料
交通費 ¥31,590 ¥379,080 某駅から某駅(定期代12,090)某駅から某駅(定期代5,180)プラス事務の定期代
雑費 ¥50,000 ¥600,000 修繕やインク代、紙代その他いろいろ含む
合計 ¥1,616,008 ¥19,392,094

 

試算表1年目

(患者15% 高技術50% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者20% 高技術50% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者20% 高技術60% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者25% 高技術60% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者30% 高技術60% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者30% 高技術70% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

試算表2年目以降

(患者15% 高技術50% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者20% 高技術50% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者25% 高技術50% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者25% 高技術60% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者30% 高技術60% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者35% 高技術60% 薬剤師1人 事務1人)

 

 

(患者35% 高技術60% 薬剤師1人 事務2人)

 

 

(患者35% 高技術60% 薬剤師2人 事務2人)

 

 

(患者40% 高技術60% 薬剤師2人 事務2人)

 

 

(患者45% 高技術60% 薬剤師2人 事務2人)

 

 

(患者45% 高技術70% 薬剤師2人 事務2人)

 

 

1年後の収支予想

借り入れ金額を4000万円 利子 2.70%と試算

 

2年目以降の収支予想

借り入れ金額を4000万円 利子 2.70% 1年後の金額を1700万円

と試算

利子の負担が想像以上に大きいケースがあるので、可能な限り自己資金でやるのが望ましい

 

収支予想より考察

  • 高額な人件費である薬剤師の費用は最悪の場合ではあるが自分たちでやるので抑えることが出来る
  • 金利の返済が思ったより厳しいケースが目立つので、自分たちの給与より会社に貸出を行い、そのお金で金融機関への早期返済させたほうが良さそうではある
  • 法改定により事務のピッキングが認められたので、薬剤師の負担を減らし、人件費を下げることも可能かもしれない

 

 

総括

  • 予想されるモデルによるがうまく行けば数年で、遅くても10年以内には初期投資が回収されることが予想される
  • 収支的には患者数が読みやすく将来的にも安定することが予想される
  • 初年度が赤字になった場合でもこの地域での近隣の最小枚数が1万枚程度であることを考えれば、1年後には地域体勢加算が算定できることにより単年黒字化(初期投資償却分は含まない)は可能だと推測される、また在宅をやるなどで患者数を伸ばすことも可能である
  • 賃料≒毎月の支出が高いため、リスクは高い。もしモデルが崩れると急激に資金繰りが悪くなる可能性がある(個人薬局で最初に手掛ける案件ではない?)
  • 薬剤師の人件費は少し高く見積もったため、安くすることは可能であるが、雑費や突然の修繕などでまとまった費用が必要になる可能性がある
  • 面で受けているため点数は下がりづらい傾向にはあるものの、今後点数が更に下げられた場合にどうなるかは不明

 

 

 

MedicalFields社では調剤監査システムの販売を行っております。

当社の調剤監査システムについての詳しい情報はこちら